半年ぶりの磯で、いきなり尾長42cm。天草コシキ瀬の春

天草・小ヶ瀬ソデで坊主|3月の悪天候フカセ釣行、瀬ずれ6本の記録

どうも。

久々の天草だったのだけど、結果から言うと、どしゃぶりの中での坊主(釣果ゼロ)でした。とりあえず備忘録として書いておこうと思う。

悪天候ほど燃える、釣り人の性

前日の天気予報を見ると、天気が崩れる予報。普通の人ならここでやめておくのだろうけど、釣りに対してどM気質な自分の脳内では、こう変換される。

「誰も来ないなら、逆に好きなところに乗れる!」

いつもお世話になっている英光丸・荒川船長(090-1518-7818)に、いつも通り朝7時半に電話を入れる。

「天気の悪かよ〜。常連さんはこんけん6時に出る」

もしかして、今日は一人か? 小ヶ瀬には少し申し訳ないと思いつつ、期待しかない状態で大江港へ出発した。

山本釣具でオキアミ1角とV9のいつもの組み合わせを購入。そういえば今年から山本釣具は撒き餌を混ぜてくれなくなったのだけど、オキアミはクラッシュしてくれる。最近、撒き餌をあまり撒かなくなった理由については、後ほど書こうと思う。

大江港、意外な人出

4時半過ぎに大江港に到着すると――

おるやん、人(笑)

自分のほかに、お客さんが3人。いてくれて嬉しい。船長には長く商売を続けてもらいたいから。

船長が到着し、天草恒例のじゃんけんで乗る瀬を決める。1番を引けば名礁・十兵衛が狙えるところだったが、結果は2番。チーン(相変わらずじゃんけんが弱い)。

荒れるだろうと予想して、あえてソデを選択。自分から進んで乗りたがる人は少ない場所だと思う。

いざ出船、しかし海は穏やか

出船してみると、海は穏やか。全然荒れていない。

ちょっと失敗したかもしれない――その時はそう思っていた。

乗った場所は「小ヶ瀬 ソデ」。初めて乗る瀬で、そこまで大きくはないが、荒れた日はここがいいと以前聞いたことがあった。






(画像はネットからお借りしたもの+加工)

なぜ撒き餌を控えるのか

撒き餌づくりを終えて、周囲を観察する。

相変わらず、魚の気配がない。今年はうろうろするクロをあまり見かけない印象がある。壁にぴったり張り付いているのか、そもそも瀬についていないのか。ただ、ノリは付いているので、離れてはいないはずだ。

観察しながら、極小のひしゃくの先っぽくらいの量で、ぱらぱらと潮を観察する。

ここで、なぜ最近撒き餌の量を減らしたのか書いておきたい。理由はシンプルで、「たくさん撒くと魚が沈む」からだ。当たり前の話ではあるけれど、浮かなくても底の方で食ってくれるなら、それで問題ない。

だから、小さくしたオキアミと集魚剤を、時間をかけて少しずつ撒く。大分と違ってエサ取りも少ないので、3角も必要ないし、撒ききらない日すらある。

瀬ずれ、瀬ずれ、また瀬ずれ

30分ほど撒いても魚影は見えない。

よし、わからないなら釣ろう。

自分はもっぱら瀬際狙いなので、ハリスは2.5号スタート。3号でもいいのだろうけど、なぜか3号とは相性が悪い気がしている。ただの感覚だとは思う。

朝一発目のアタリは2投目だった。2ヒロからじわっと沈んだウキが、シュルシュルと動く。

ズリズリ……ブチン。

瀬ずれだ。

よし、魚は浮いている。狙いは間違っていない気がする。気がするだけかもしれないが。

すぐに仕掛けを交換して再投入。何投か後、竿先にココッと反応があり、しっかりフッキング。今度はこっちを向いた――気がしたのも束の間、またも瀬ずれ。

回収したラインを見ると、1mほどボロボロになっている。瀬に沿って走っているのだろうと判断し、より先端側へ場所を移動した。





「大分は棚を合わせる、天草は魚を浮かせる」

移動した先は、張り出しの際(きわ)。潮が緩やかにふわふわと動いていたので、そこを狙うことにした。

この日はあまり潮が動かず、沖の沈み瀬にも、平瀬側のかぶりにも変化がなかった。

10時頃から雨がぱらつき始め、そのうち暴風に変わる。それでも修行のように、ひしゃく半分ほどの撒き餌を、時間をかけて少しずつ、タイミングを見て打ち続けた。

上げ潮が終わりに近づき、張り出しが徐々に姿を現し、さらしが立ち始める。そのさらしの先で、消し込むようなアタリ――

食ってきたのは、でっかいイスズミだった。

まあ、今日はこの釣り方で合っているとは思うので、続行する。本当に、もくもくと修行のような時間だった。

魚を浮かせることに集中し、撒きすぎないこと。これがとても重要だと、この日改めて実感した。

大分は棚を合わせる、天草は魚を浮かせる。

たぶん、これは合っていると思う。エサ取りの量や絶対数の違いから、そう考えるようになった。

「釣れてないから帰りません」

瀬が出てきた頃、さらしも落ち着き、また潮がふわふわとした感じに戻る。

昼前、船長から無線が入る。

「ほかのお客さんは3時で帰るてよ〜。どうするね?」
「釣れてないから帰りません」
「www」

人数が少ないタイミングで、わがまま言ってすみません(笑)。

しかし天候はさらに悪化していく。十兵衛も本瀬も、あまり釣れている雰囲気はない。

時間は2時。

「船長、やっぱり帰ります」
「wwwww」

実は、集中しすぎてフードを被っていなかったのだけど、このタイミングで被った瞬間――背中からお尻にかけて、雨水が一気に流れ込んできた。チーン。

我ながら、間抜けだなと思った。皆さんも、雨には気をつけてほしい。

坊主でも、収穫はあった

結局この日は3時に回収。瀬ずれ6本の、完全な坊主だった。

普通なら「何しに行ったのか」と思われそうな結果だけど、確認の釣りができたという点では、一歩前進だったと自分に言い聞かせている。それにしても、瀬にぴったり張り付いたクロは、一体どうやって釣ればいいのだろう。パワーファイトしているつもりではあるのだけど。

まあ、通い続けないと答えは出ないのだろう。

手ぶらで帰るのも寂しかったので、帰り道に竜ヶ岳でメバルを釣って、一食分だけ確保して帰った。

船長、また行きます。





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